胃カメラの検査をしてきました
先日のこと、胃カメラの検査をうけてきました。
正式には 上部消化管内内視鏡検査 と言います。
昨年の検査で 鳥肌胃炎が分かってから、ちょうど1年。健常な胃に比べてガンになる可能性が高いのを気にしていましたが、先生からの
「年に一回 胃カメラをしておけば安心、何かできていたとしても、切除できるから大丈夫だよ~」
と、リラックスさせてくれるお言葉で、自ら進んで受けることができました。
検査の結果は…
おかげさまでイヤなものは見つかりませんでした!!
鳥肌胃炎も昨年より少しキレイになっているよう。
よかった…これで1年ほっとして過ごせます(*^-^*)
どんな検査?
胃カメラ。
正式名は、上部消化管内視鏡検査 と言います。
食道・胃・十二指腸辺りまでの、
潰瘍・ポリープ・癌・炎症などの病気を診断するために、
内視鏡を使って直接観察する検査です。
私が受けた病院では、経口と経鼻両方やっておられますが、私は口からの経口内視鏡を選択しました。(自己負担3割で、費用は5,180円)
前日は夜9時以降食べず、当日も朝食抜き。12時間以上絶食していると、胃のなかは空っぽになり、体も軽くなった気がします。
内視鏡の挿入は、細く曲がった消化管を通過するため、ごくまれに消化管に出血や穿孔(穴があくこと)等が発生する可能性があるそうです。ですがこの可能性は、
約2000回の検査に1件発生する程度、
5年間毎日検査して1回あるかないかのレベルなので、ほぼほぼ気にすることはないよう。
万が一そうなったら!?
すぐ検査は止めますとのことでした (;’∀’)
潰瘍やポリープが発見された場合は、組織検査となり、少量の出血がともないますが、ほとんど気にすることはなく、自然に血は止まります。
血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は出血が持続することもあるようです。経鼻内視鏡の場合は鼻出血を伴うこともあるそうです。
検査前にこういった説明をうけて、書面に日付と名前を署名します。
検査室へ案内され、ベッドに腰かけて、小さな紙コップに入った水薬を飲みます。胃の中の動きを抑えて検査がしやすいようにする薬です。薄甘いミントっぽい味で、ガスコンドロップ内用液と明細にありました。
麻酔するの?
鉛筆のような細い内視鏡とはいえ、のどにカメラが入っていくので おぇっと強い吐き気がおこり、入ってくるものを体が拒否してしまいます。
そのために、のどの奥にキシロカインという麻酔のスプレーを、看護師さんがシュッシュと吹きかけてくれまして、そのまま喉の奥にためたまま、少し待ちます。
以前、これをすぐ飲んでしまったことがありまして
(>_<) (>_<)
麻酔は ほとんど効いておらず、リラックスして~~と先生が言われても全然のどが開かない、、、汗。苦痛。
再び麻酔スプレーを追加して、検査をしたことがありました。今とちがう病院でしたが…
その教訓を生かしまして?!!
今は、麻酔がまんべんなく のどに当たるように、舌の根っこでころがすように、なるべく広くためておくように意識しています。この麻酔さえ効いていれば、私的には大丈夫です!!
以前の大腸検査のときは安定剤を希望しましたが、胃カメラに関しては安定剤なしでいけています。
胃カメラは人生4回目なのですが、はじめのスプレーが効かなかったことは大きなトラウマにならず、喉元を通りすぎてさえしまえば、気持ち悪いけどガマンできる範囲だったのです。
嘔吐感がトラウマになっている、うちの母なんかは、寝ているうちに終わってくれる安定剤を毎回希望しています。ただ緑内障があるせいか、高齢だからか、薬を加減されたのか定かでありませんが、行きつけでない病院での検査の時、あまり効かなくてしんどくて気持ち悪かったと、訴えてました。たまたまかな?
口からか鼻からか
昔は口からの胃カメラが当たり前でしたが、今は経鼻内視鏡検査を行っている病院も増えましたね。
引用元:一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
こちらによると、
口から入ると、嘔吐感は強く感じられ、
鼻からだと、つらさや息苦しさは気にならないようです。
皆さんはどちら派??
私は 経口内視鏡派 です。
もう口からのカメラに慣れていますし、飲み方のコツがなんとなくつかめた…というか、主治医の先生が上手で痛くないようにしてくださるからです。これは大きなポイントで、もし引越しすることがあったら先生に診てもらえない、どうしょうと思うくらい…
それと、以前のどの調子が悪くて 鼻から内視鏡を入れた時に、涙がぼろぼろと止まらなくて苦痛だったので(鼻炎持ちで麻酔なしだったからか?)私は、鼻からのカメラは出来れば避けたいです。
鼻炎持ちなので敏感になっているのか?
鼻の奥にも麻酔が効くのかな?
鼻血出そう(;’∀’)??
いやこれも、先生の技術次第??
口からのカメラと同様にコツがあると思うのですが、こればっかりは体験がないので、想像の世界です。
あと組織を切除する場合は、
もし組織が大きいものであれば、口からの内視鏡のほうが治療しやすいのかな??と素人めに思います。
胃カメラかバリウムか
そもそも、一次検査でバリウムを飲む造影検査を
異常があれば二次検査で内視鏡検査を
というのが一般的らしいですが、以前受けた特定健診 ではどちらか希望ができました。
ただし、年齢のしばりがあります。
私はまだバリウムを飲んだことがなく、
バリウムを飲むのが気持ち悪そう、げっぷのガマンが大変らしいとか、後のトイレも胃腸の不快感があるのでは、と、バリウムを飲む検査が未経験のまま、今に至ります。
それと、
もしなにかあったら、再び検査で胃カメラを飲むことになって2度手間となるのがイヤ…
自覚症状があるなら、一時の我慢だし、カメラでばっちり診てもらったほうが安心ですし、組織の切除もできますしね。鳥肌胃炎がある状態なので、これからも胃カメラで検査してもらうことになると思います。
鳥肌胃炎
鳥肌胃炎とは、胃の出口付近の内壁に鳥肌のような凹凸の模様ができる胃炎のことです。
胃部不快感、みぞおちの痛みや違和感、胸やけ等の症状があります。
内視鏡で見ないと分からないので、胃の調子が悪いまま検査していない人の中にもいるかもです。
私は、まさに胃部不快感、膨満感とみぞおちの痛みがありましたが、でもこれ、いつもではないのです。調子良いときは食もお酒も進み、ダメなときは少し食べても胃がもたれてしまう…今でもたまに。
ただお酒を飲み過ぎたせいかと思っていましたが、それもありましょうが、胃の働きがにぶくなって処理できてなかったのですね…
ピロリ菌感染が原因と言われており、昨年除去はしたものの、無い場合に比べて胃がんのリスクは高くなるそうです。リスクがあるというのは心配ですが、年に1回見てもらっていたら、もし何かいやなものが出来ていても早期発見、治療することができます。
ネット等で調べると、部位は胃の出口付近と記されているサイトが多いのですが、私の場合は胃の底の部分でした。その模様は完璧には なくならないようですが、除菌後は少しずつきれいになっていき、症状も改善されていくとのこと。
確かに、いただいた昨年の写真画像よりデコボコが小さくなっているようにあります。症状も、処方してもらった漢方の薬、六君子湯を朝晩飲むことで、胃がもたれずに動いて活性化してくれるように感じます。
あと胃を動かすために、私が心がけていること
きちんと睡眠をとる
適度な運動
インナーマッスルを意識した呼吸
これらが欠けると調子が悪くなるのを実感します。
実況中継
麻酔後ベッドに横になり、看護師さんが態勢を整えてくださり待機します。
胃カメラはコツをつかんだと、えらそうに書きましたが、待っている間は悲劇のヒロインのようになり不安でいっぱいです(>_<)
そこへ「お待たせ~」と先生、ラフに登場。おかげでふっとリラックスできました。
「じゃあ始めます~~」
と先生が手にとった細くて長い黒い管、
先っちょにライトのようなものがついた
内視鏡の直径は、鉛筆ほどの大きさです。
口から入れるので、話はできませんが、
安定剤を使用していないので
意識ははっきりしています。
「余裕があったらモニター見てみてね」
と先生おっしゃるので、マウスピースを嚙みしめながら、心のなかで「むりむり」と返事をし。麻酔が効いているから、のどの奥にカメラが入ってきても分からないのですが、
「まだ飲み込まないでね~」
「まだあと2、3秒待ってね~」
と優しく声掛けしてくださいます。
モニターを見る余裕はなく、ぎゅっと目をつぶっていましたら
先生「目を開けると~~~」
私(心の声)「えっ????」
素直に目を開けると、
先生「ここが食道の入り口です~~~」
私(心の声)「おぉ~~!!」
by neroritan
声をかけてくださったタイミングがぴったりで、
まるでドキュメンタリー番組を見ているよう!!!
それも自分の体の中!!!
素晴らしい体内旅行の始まりです(≧∀≦)
ですが、そんな余裕もずっとは続かず、
息苦しくなり途中目を閉じたり開けたり…
合間で見えた胃壁は、
まだブツブツの鳥肌がありました。
あらら~(´・ω・`)
検査の過程で、
胃の動きを止めるのにミントを使われるようで、
ミントの爽快感を胃に感じ、気持ち悪さも半減するように感じます。ミントさまさまです。
by neroritan
十二指腸の入り口、胃の上部も問題なし。胃の内壁画像を記念にいただき、また来年も元気に検査ができればと思います。
避けて通れない検査のもろもろ、皆様もスムーズに心配なく終わられますように♪
本日も最後までお読みいただいて ありがとうございました(*^-^*)
ではではまた♪